Ubuntu 上の SQL Server に Windows 上の SQL Server Management Studio や SPSS から接続する方法についてはわかった.
では,Power BI などの BI ツールはどうだろう?本稿ではその方法を概説する.
Power BI Desktop を起動後,「データを取得」
データソースの選択初期画面では「すべて」となっている.
左のパネルから「データベース」を選ぶ
「データベース」に絞り込むと,多くのデータベースへの接続が可能となっていることが分かる.
「SQL Server データベース」を選ぶ
SQL Server データベースを選ぶとサーバー名とデータベース名を聞かれる.それぞれ Ubuntu 端末の IP アドレスおよびデータベース名を入力する.
認証方法で迷った
初期状態では左のパネルに Windows が選ばれている.これは Windows 統合認証のことである.データベースサーバーが Windows Server にインストールされているのであればこのままで良いのだが,今回はこのまま行くと接続に失敗する.
下図は間違えて SQL Server 認証の情報を入力したところ.
当然のごとくログインできない.
「現在の資格情報を使用する」を選んでみるが…
やはり接続に失敗する.
SQL Server 認証するには左のパネルで「データベース」を選ぶ
こちらが正解.「SQL Server 認証」と書いておいてくれれば分かりやすいのだが.「ユーザー名」にSA, パスワードにデータベースのパスワードを入力する.
暗号化はサポートされない
「暗号化された接続を使用してデータソースに接続できませんでした.暗号化されていない接続を使用してこのデータソースに接続するには,OKをクリックします」
意味深なメッセージである.OKする他ない.
接続できた
データベースが見える.
テーブルにチェックを入れるとプレビューが見える.
まとめ
Ubuntu 上の SQL Server に Windows 上の Power BI Desktop から接続する方法を概説した.
認証法を選ぶところでやや迷ったが,分かってしまえば何ということもない.