QGISでGeoTIFFファイルを標高ごとに色分けし,陰影図を重ねる

 前回の記事では Ecoris でJPGIS ファイルを読み込み,GeoTIFF 形式に変換した.今回は QGIS で GeoTIFF 形式のラスタデータを読み込み,標高ごとに色分けして陰影図を重ねる.

ラスタデータの読み込み

 「レイヤ」メニューから「レイヤを追加」「ラスタレイヤを追加…」を選ぶ.

「レイヤ」「レイヤを追加」「ラスタレイヤを追加...」
「レイヤ」「レイヤを追加」「ラスタレイヤを追加…」

 merge.tifを選ぶ.

merge.tifを選ぶ
merge.tifを選ぶ

 データソースマネージャ|ラスタのソースにファイルパスが入るので,「追加」をクリックして「閉じる」.

データソースマネージャ|ラスタのソースにファイルパスが入る
データソースマネージャ|ラスタのソースにファイルパスが入る

 座標参照系の変換が提案される.OKをクリックする.

座標参照系の変換
座標参照系の変換

 読み込んだ直後の数値標高モデルである.標高が高いところほど白く,低いところほど黒く変換されている.

読み込んだ直後の数値標高モデル
読み込んだ直後の数値標高モデル

レイヤのプロパティの設定

 レイヤのプロパティを選択する.

レイヤのプロパティを選択
レイヤのプロパティを選択

 「レイヤプロパティ」の「シンボロジ」(以前のバージョンでは「シンボル体系」と表記した)でレンダリングタイプを「単バンドグレー」から「単バンド疑似カラー」に変更する.

「レイヤのプロパティ」「シンボロジ」でグレーバンドを「単バンド疑似カラー」とする
「レイヤプロパティ」「シンボロジ」でレンダリングタイプを「単バンド疑似カラー」とする

 「バンドレンダリング」の「カラーランプ」で「カラーランプを新規作成」を選ぶ.

「バンドレンダリング」の「カラーランプ」で「カラーランプを新規作成」を選ぶ
「バンドレンダリング」の「カラーランプ」で「カラーランプを新規作成」を選ぶ

 「カラーランプのタイプ」で「カタログ:cpt-city」を選ぶ.

「カラーランプのタイプ」で「カタログ:cpt-city」を選ぶ
「カラーランプのタイプ」で「カタログ:cpt-city」を選ぶ

 「Cpt-cityカラーランプ」のテーマからTopolographyを選び,wiki-Shwarzwardを選ぶ.

「Cpt-cityカラーランプ」のテーマからTopolographyを選び,wiki-Shwarzwardを選ぶ
「Cpt-cityカラーランプ」のテーマからTopolographyを選び,wiki-Shwarzwardを選ぶ

 「バンドレンダリング」のモードを一度「等間隔分類」とし,「連続的」に戻す.

「バンドレンダリング」のモードを一度「等間隔分類」とし「連続的」に戻す
「バンドレンダリング」のモードを一度「等間隔分類」とし「連続的」に戻す

 なぜこの操作によりこのような結果になるのかは不明だが,これで標高ごとに色分けができた.

標高ごとに色分けされた
標高ごとに色分けされた
「ラスタ」「解析」「陰影図(hillshade)...」
「ラスタ」「解析」「陰影図(hillshade)…」
陰影図のパラメータ
陰影図のパラメータ
解析結果の陰影図
解析結果の陰影図
レイヤの構造
レイヤの構造
解析のもととなったラスタレイヤを削除
解析のもととなったラスタレイヤを削除
「レイヤプロパティ」「カラーレンダリング」の「混合モード」を「乗算」に
「レイヤプロパティ」「カラーレンダリング」の「混合モード」を「乗算」に
標高ごとの色分けと陰影図が合成された
標高ごとの色分けと陰影図が合成された

 

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