前回の記事では熱中症搬送人員数に対する日最高気温の回帰曲線を描いた.今回はポアソン分布に基づく搬送人員数の95%信頼区間を求める.
はたらくオブジェクト
Range オブジェクト編
「おい,新米 Range オブジェクト!何ボーッと突っ立ってんだよ」
「す,すみません!」
「お前,名前は?」
「は,はい.myRng1と申します.よろしくお願いいたします」
「仕事に来たら,まず名乗れ.それがここの流儀だ」
「それから,自分の職域も一緒に言うんだ.わかったか?」
「は,はい」
「最初に書いてあるだろ?Option Explicit ってな.俺も詳しくは知らねぇが,あのルールは絶対だ.名乗らない奴に居場所はない…ほら,仕事が来たぞ」
「何い?誰だ,こんな糞コード書いたのは?ワークシートに何回アクセスさせる気だよ,全く…ほれ,ここからあそこまで走って値を取ってこい」
「ここからあそこまでって…えーっ?本気で言ってます?」
「何言ってるんだ?ワークシートにアクセスするような力仕事は新米 Range オブジェクトの役割と相場が決まってるんだ.さあ行った行った」
Google FormからSQL Serverへデータを移行するには
Google フォームから SQL Server にデータを移行する作業が続いたので,その際に得られた知見を公開する.
IPAQガイドラインをクエリで表現するには
今回は泥臭い話になる.どんなプログラミングでも同じだが,一発で意図通りに動くことはまずない.試行錯誤の末,ようやくこんなものかという出来上がりである.SQL においても同じだ.クエリでは NULL の扱いが難しい.そんなところを感じ取ってもらえればと思う.
Google Formで条件分岐するアンケートを作成する
Googleスプレッドシートのフォームでアンケートを作ってみたでは,第 1 正規形でアンケートを取る方法を説明した.今回は選択肢によって質問を条件分岐させる方法について説明する.題材は国際標準化身体活動質問票 (IPAQ) である.
IPAQ とは International Physical Activity Questionnaire の略である.short 版と long 版がある.一週間の身体活動を思い出してもらい,仕事,移動,家庭,余暇の 4 つのドメインごとに身体活動をメッツ・分/週の単位に変換してサブスコアにし,最終的にそれらを合算して総身体活動量を算出する.
総身体活動量および活動日数により 3 つのカテゴリーに分類される.低身体活動 (low), 中身体活動 (moderate), 高身体活動 (high) である.
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国際標準化身体活動質問票のデータ処理および解析に関するガイドライン