既存住宅の断熱化が健康格差に及ぼす影響:地域社会におけるクラスター無作為化研究

 前回の投稿(心血管系または呼吸器系の入院歴のある高齢コホートメンバーの死亡リスクに及ぼす断熱改修および暖房の影響)では循環器系疾患および呼吸器系疾患による死亡率が断熱介入により減少することをみた.今回は断熱改修の費用対効果の経済的側面に焦点を当てる.

 原著はここから読める.健康上の利益とエネルギー上の利益は,コストを2倍近く上回る,というのが本著の趣旨である.日本においてもこのようなエビデンスに基づく政策が実行されてほしい.

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世界保健機関の住宅と健康ガイドラインの死亡率に関する参考文献

 これまでの投稿においても参照されている世界保健機関の住宅と健康ガイドラインでは476もの文献が参照されている.この中から死亡率に言及した参考文献を抽出し,要訳とともに掲載する.なお,翻訳は機械翻訳によるものに手動で訂正を加えたものであり,日本語として難解な箇所もある.

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国勢調査から職業別の年齢階級グラフを作ってみた

そもそも電力事業者の従業員数はどれだけなのか?

 ヒントは経済産業省の平成29年度電力市場環境調査にあった.20 ページに就業人員の調査という項目があり,その下に統計データからの推計値がある.

 日本標準産業分類で 331 電気業が 142800 名,日本標準職業分類で 641 発電員・変電員が 32800 名とある.これは 2015 年の国勢調査に基づいている.なら,次は元のデータに当たろう.

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過去5年間の人口増減率から自治体の将来を予測する

 人口動態は社会のデザインにおいて重要な要素である.少子高齢化の進行する日本であるが,自治体によって今後成長の見込まれる自治体と,衰退が加速して消滅していく自治体がデータから明白になりつつある.

 今回は関東地方について調査した.当事者なら肌感覚でこの予想が分かるだろう.

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国際標準化身体活動質問票のデータ処理および解析に関するガイドライン

国際標準身体活動質問表

 Google Formで条件分岐するアンケートを作成するで触れたが,国際標準化身体活動質問票は成人の一週間の運動量を半定量的に評価するアンケートである.略して IPAQ ともいうが,これのデータ処理に関するガイドラインを見つけたので紹介しておく.

 IPAQ は東京医科大学公衆衛生学分野のサイトに掲載されている.Short 版,Long 版はさらに直近 7 日間と普段の 7 日間に分類され,結局 4 つの質問票があるが,ここでは直近 7 日間の Long 版を扱うことにする.

 対象は 15 歳から 65 歳までの成人とされており,小児や高齢者での使用は想定されていない.しかしながら,これに替わる評価法がないのも実情であり,やむを得ず使用している施設もあると考えられる.

 データベースにおける具体的なコーディングはIPAQガイドラインをクエリで表現するにはで説明しているので参考にされたい.

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Google Formで条件分岐するアンケートを作成する

 Googleスプレッドシートのフォームでアンケートを作ってみたでは,第 1 正規形でアンケートを取る方法を説明した.今回は選択肢によって質問を条件分岐させる方法について説明する.題材は国際標準化身体活動質問票 (IPAQ) である.

 IPAQ とは International Physical Activity Questionnaire の略である.short 版と long 版がある.一週間の身体活動を思い出してもらい,仕事,移動,家庭,余暇の 4 つのドメインごとに身体活動をメッツ・分/週の単位に変換してサブスコアにし,最終的にそれらを合算して総身体活動量を算出する.

 総身体活動量および活動日数により 3 つのカテゴリーに分類される.低身体活動 (low), 中身体活動 (moderate), 高身体活動 (high) である.

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Google FormからSQL Serverへデータを移行するには

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