国際スポーツ栄養学会ポジションスタンド:栄養タイミング(炭水化物編)に引き続いて,炭水化物+たんぱく質編を翻訳する.
ヒトにおいて筋トレの頻度,強度,ボリュームおよび様式は筋断面積にどう影響するか
今回の記事は庵野拓将さんのブログ記事,エビデンスにもとづく筋肥大を最大化するための筋トレ・ガイドラインで引用された総説を抄訳したものである.
この論文は総説であってメタアナリシスやシステマティックレビューではない点に注意が必要である.選択基準に従って何件の論文がスクリーニングされたか,除外基準に従って何件の論文が除外されたかの記述がない.この記事は抄訳であり,一部省略があることを記しておく.
The Influence of Frequency, Intensity, Volume and Mode of Strength Training on Whole Muscle Cross-Sectional Area in Humans Sports Med. 2007;37(3):225-64
減量の記録
2017 年 5 月,体重が過去最高記録を更新し BMI が 29 を超えた.さすがにヤバイと思い,減量を開始することにした.
実は一度,減量に失敗している.2016 年 10 月の検診でクレアチニンが若干高いと指摘され,たんぱく質の摂取量を減らしてしまったのだ.体重は 4 kg 近く減り,顔もスッキリしたがチェストプレスの重量が 20 kg も減ってしまった.これはまずいとやたら食べた結果,過去最高の体重になってしまったというわけだ.
基礎代謝量の算出
減量するにあたって最も重要なのは基礎代謝量の算出だ.この計算を間違えると摂取カロリーの管理ができない.基礎代謝量の測定には間接熱量計を用いるのが最も正確だが,そのような設備を持っている施設は限られる.こんなやつ.
そのためいくつかの推定式が用いられることが多い.