国土地理院の基盤地図情報のベクタデータを大量に扱いたい時

 ベクタデータは拡大しても劣化がないが,データサイズが大きいため,環境によっては動作が極端に重くなる.

 これといった決定打があるわけではないが,事前の準備があると少しは取り扱いが楽になる.

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EXCEL VBA でフォルダ内のブックを開きデータを読み込む

FileSystemObject と VBA の関係

 Power Query が使えないと不便である.先日 EXCEL 2010 の素の環境でフォルダ内のブックをすべて開き,データを読み込む必要があったのだが,Power Query が使えなかったため,VBA でブックを開いて読み込まなければならなかった.備忘録としての記事である.

 この記事はPower Query でフォルダから複数ファイルを一括インポートすると対応している.やっていることは同じだが,.xls 形式だとクエリの検証に時間がかかるため,VBA で読み込んだほうが動作は早いかもしれない.

 フォルダー内のファイル一覧を取得するには FileSystemObject を使う場合と Dir() 関数を使う方法とがある.ここでは FileSystemObject を使うことにする.

 データは Range オブジェクトに格納されているため,Range オブジェクトを取得するのが当面の目標となる.

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Power Query でフォルダから複数ファイルを一括インポートする

ソースファイル内部の候補がポップアップする

 Power Query で,あるフォルダ内の同一構造のファイルを一括してインポートする機会は多い.M 言語は未開拓であるが,その一端に触れてみた.

 EXCEL ブックであれ csv ファイルであれ,構造化されたデータという観点から見れば,ファイル形式などどうでも良い話である.この抽象化が理解できれば,Power Query への理解が一定程度進むのではないかと思う.

 この記事はEXCEL VBA でフォルダ内のブックを開きデータを読み込むと対応する.

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