第14章 インデックス作成 (Beginning Spatial with SQL Server 2008)

SQL Server

 効率的なインデックス作成は,迅速かつ効率的に結果を探索するデータベースアプリケーションを作成するために重要である.空間データを蓄積するためにデザインされる geometry 型および geography 型に加えて,SQL Server 2008 はまた空間データを使用するための新しいインデックスの型を含んでおり,それは(驚くべきことでもないが)空間インデックスと呼ばれる.本章では空間インデックスがどのように動作し,空間インデックスを使って空間クエリの速度をどのように改善するか説明する.

付記 SQL Server の汎用クラスター化インデックスおよび非クラスター化インデックスは多くの異なるデータ型のインデックスを作成するのに使われ,そこには int 型,char 型および datetime 型を使って蓄積される値を含んでいる.しかし,空間インデックスはgeometry 型および geography 型の列の上でしか作成されず,これらのデータ型の列にのみ空間インデックスは追加できる.

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第 7 章 ジオコーディング (Beginning Spatial with SQL Server 2008)

SQL Server

 これまで数章にわたって,多くの異なる技術を紹介してきた.その技術により SQL Server 2008 内に空間データを追加できる.geometry 型および geography 型の静的メソッドを WKT, WKB および GML などのジオメトリ表現と共に直接使用する,Virtual Earth ウェブコントロール上にプロットポイントにより空間の特徴を視覚的にマークする,あるいは,様々な他の空間データフォーマットから既に存在する空間データをインポートする.本章では,SQL Server において空間情報のアイテムを定義するのを助けてくれる最後の一つの技術について考察しよう.ジオコーディングである.

注意 本章で議論しているジオコーディングの方法は .NET アセンブリの生成を必要とする.それにより SQLCLR の機能を拡張し,外部ウェブサービスとの連携が可能となる.このアセンブリを生成するのに使われたサンプルコードに従うには,Microsoft Visual Studio を使わなくてはならない.使用可能な Visual Studio には多くのエディションが存在する.本章でのコードは Microsoft Visual Basic 2008 Express Edition でも Microsoft Visual C# 2008 Express Edition でも動作し,どちらも無料で http://www.microsoft.com/express/download/ からダウンロードできる.

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第12章 空間オブジェクトを修飾する (Begining Spatial with SQL Server 2008)

SQL Server

 本章においては,他の既存のインスタンスの一部を修飾したり,結合したり,選択したりして geography 型や geometry 型のデータの新しいアイテムを生成するのに使われる多くのメソッドを紹介しよう.これらのメソッドは静的メソッドとは異なり,ジオメトリの座標点の表現から新しいデータのアイテムを代わりに生成することを了承いただきたい.

 本章で論ずるメソッドのいくつか,例えば STBuffer(), STConvexHull() および Reduse() は,単一のインスタンス上で動作する.他のメソッド,例えば STIntersection() および STDifference() は一つ以上のジオメトリ上で動作する.SQL Server 2008 におけるすべての空間機能性の場合のように,geometry 型および geography 型は利用可能なメソッドや,同じ方法でそれらを実装する同じセットをもつ必要はない.本章で紹介する各メソッドについて,いつどのようにそれが使われるかを見せよう.

付記 本章で論ずるメソッドは,それが呼び出された元のインスタンスにいかなる変化をも与えない.むしろ,それらはそれらのインスタンスで表現されるジオメトリの修飾により新しいインスタンスを生成する.

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第 11 章 空間オブジェクトのプロパティを検査する(Begining Spatial with SQL Server 2008)

SQL Server

第 4 部 空間データの解析

 本書のこの部では,geography 型および geometry 型でデータをフィルターし解析できるメソッドを論ずる.それはアプリケーションにおいて空間データの力を開発するのに使うのに必要な主要な機能を提供してくれる.
 そのメソッドは3つのカテゴリに分類される.章ごとに一つ.第11章では個別の空間オブジェクトのプロパティについての情報を解析して返すメソッドを扱う.第12章では既存のオブジェクト間の組み合わせまたは修飾の間の新しいオブジェクトを定義するメソッドをカバーする.第13章ではオブジェクト間の関係をテストするメソッドを紹介する.例えば同一性,近接性,交差などである.

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第 2 章 SQL Server 2008 で空間データを実装する (Beginning Spatial with SQL Server 2008)

 前章では,空間参照系の背後にある理論を紹介し,異なる種類のシステムが地球上の特徴を記述する方法を説明した.本章では,これらのシステムを適用して SQL Server 2008 における新しい空間データ型を使って空間情報を蓄積する方法を学んでもらう.

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