前回の記事(国土数値情報の二次医療圏テーブルの文字化けを解決する,医療機関テーブルに二次医療圏コードを追加する)では医療圏テーブル,医療機関テーブルを整備した.今回は人口動態予測を元に2045年の医療需給を予測する.
医療機関テーブルに二次医療圏コードを追加する
医療機関テーブルには二次医療圏コードが存在しない.そのため,ある医療機関がどの二次医療圏に属しているかを調べるには空間データを調べる必要がある.空間データは計算コストが高く,テーブルの結合条件に STWIthin() メソッドを使うのは時間がかかる.そのため,医療機関テーブルに二次医療圏コードを追加しようと考えた.
国土数値情報の洪水浸水想定区域データをSQL Serverにアップロードし郵便番号から検索する
地球温暖化に伴い,台風の大型化や洪水被害の拡大が懸念されている.今回は国土交通省の公表している洪水浸水想定区域データを SQL Server にアップロードしたのでその経緯を報告する.
このデータは2022年9月時点で令和3年のものであり,毎年更新されていくものと思われる.関係各位はデータ更新が大変だろうが,頑張っていただきたい.
国土数値情報の河川データが一部直っていた件
以前の記事で国土交通省の国土数値情報の河川データが破損していると口を酸っぱくして述べたが,いつの間にか修復されていた.修復されていたのは北海道および茨城県のテーブル構造である.岐阜県と三重県のファイルは破損したままであり,修復を要した.
経度・緯度からPointジオメトリをSQL Serverで生成する
eStatから国勢調査の小地域の境界データをダウンロードしSQL Serverにアップロードするではポリゴンを含むデータを SQL Server にアップロードするまでの記事を記した.今回はそのテーブル内に記録された経度,緯度から Point ジオメトリを生成する.第 6 章 空間データをインポートする (Beginning Spatial with SQL Server 2008)に倣っている.
eStatから国勢調査の小地域の境界データをダウンロードしSQL Serverにアップロードする
国勢調査の結果がeStatに掲載され始めている.今回は小地域の境界データをダウンロードし,SQL Serverにアップロードするまでの記録を記す.
複数行のレコードセットをテーブルとして返すストアドプロシージャまたはユーザー定義のインラインテーブル値関数をSQL Serverで定義する
ROC曲線の閾値を求めるストアドプロシージャまたはインラインテーブル値関数をSQL Serverで定義するでは単一のレコードを返すストアドプロシージャ,またはインラインテーブル値関数を作成した.今回は引数の最小値と最大値を渡して複数行のレコードセットをテーブルとして返すストアドプロシージャ,またはユーザー定義のインライン関数を定義したい.
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感度,特異度を求めるユーザー定義のスカラー値関数をSQL Serverで定義する
前回の記事では階乗を求めるユーザー定義関数を経てFisherの直接確率をストアドプロシージャで求めた.今回は四分表から感度と特異度を求めたい.
熱中症の重症度別搬送人員数を最高気温と平均湿度別にプロットする
熱中症の搬送人員と最高気温との相関関係を可視化し閾値をχ二乗検定するでは最高気温と搬送数をプロットした.今回は気象庁から湿度のデータをダウンロードし,重症度別にプロットして可視化する.