前章では,空間参照系の背後にある理論を紹介し,異なる種類のシステムが地球上の特徴を記述する方法を説明した.本章では,これらのシステムを適用して SQL Server 2008 における新しい空間データ型を使って空間情報を蓄積する方法を学んでもらう.
“第 2 章 SQL Server 2008 で空間データを実装する (Beginning Spatial with SQL Server 2008)” の続きを読む
Co-evolution of human and technology
前章では,空間参照系の背後にある理論を紹介し,異なる種類のシステムが地球上の特徴を記述する方法を説明した.本章では,これらのシステムを適用して SQL Server 2008 における新しい空間データ型を使って空間情報を蓄積する方法を学んでもらう.
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空間データをデータベースで扱うにあたりどうしても避けて通れないのが,空間データがデータベース内でどう扱われているかを知ることである.
EXCEL のオブジェクトも本質を知っているわけではないが,プロパティやメソッドを知ることで「どう動いているか」は見当がつく.SQL Server でも同じことである.
“第 1 章 空間情報を定義する (Beginning Spatial with SQL Server 2008)” の続きを読む
「おい,新米 Range オブジェクト!何ボーッと突っ立ってんだよ」
「す,すみません!」
「お前,名前は?」
「は,はい.myRng1と申します.よろしくお願いいたします」
「仕事に来たら,まず名乗れ.それがここの流儀だ」
「それから,自分の職域も一緒に言うんだ.わかったか?」
「は,はい」
「最初に書いてあるだろ?Option Explicit ってな.俺も詳しくは知らねぇが,あのルールは絶対だ.名乗らない奴に居場所はない…ほら,仕事が来たぞ」
「何い?誰だ,こんな糞コード書いたのは?ワークシートに何回アクセスさせる気だよ,全く…ほれ,ここからあそこまで走って値を取ってこい」
「ここからあそこまでって…えーっ?本気で言ってます?」
「何言ってるんだ?ワークシートにアクセスするような力仕事は新米 Range オブジェクトの役割と相場が決まってるんだ.さあ行った行った」
オブジェクトブラウザーは VBA の羅針盤である.しかし時に役に立たないことがある.今回はグラフの軸の書式設定でハマった経緯を備忘録として記しておく.
EXCEL VBA に至る前の段階としてマクロの記録がある.いわゆる「表モード」をそのまま記録したものである.ソートはこれまで .Add メソッドが中心であったが,最近になって .Add2 メソッドが追加された.それに伴い,引数 Key の Range オブジェクトの記述が若干変わった.
VBAから見たEXCELの散布図では散布図を作成する際に .ChartObjects.Add を用いたが,今回は別の経路で散布図を作成するコードを紹介する.またデータ系列に何も入力のない,空っぽのデータ系列を新規作成したときのコードも紹介する.
EXCEL のグラフの階層構造は複雑である.中でもデータ系列は基本でありながらおろそかにされがちである.今回は VBA の視点からグラフのデータ系列を見てみたい.
EXCEL のグラフはオブジェクトの関係が分かりにくい.特に散布図はよく使うものであるだけに,それを把握しておくことが必要である.