趣味の話題になる.音楽はクラシックが好きである.イタリア・ルネサンス期のポリフォニー,室内楽ならバッハ以前のコレッリあたりがツボだ.
FM で聴いて衝撃だったのがこれ.天から降ってくる音楽というのはこういうのを指すんだっていうくらいハマった.
高校では合唱部,声楽をやっていたこともあった.声楽では芽が出なかったんだけど,響く声は出せるようになったかな.その先生いわく,倍音が重要だと言っていた.
たとえばドの音の 1 オクターブ上のド,その上のソ,更にその上のミ.実際にピアノでその鍵盤を音を鳴らさずにそっと押し,最初のドのキーを叩くと弦が共鳴しているのが聞こえた.ただ,微妙なうなりも聞こえていた.
今はそれが純正律の入口だったように思う.現代の音楽ではほぼ失われた音階だ.転調,移調を繰り返す曲に純正律は不向きで,今は平均律が主流である.